少し前にレイコップっていう掃除機が流行ったじゃないですか?紫外線でダニを退治するっていう布団用掃除機。
あれが流行りだしたころから「胡散臭いな~」と思って冷ややかな目で見てたんです。そしたら案の定「ダニを殺す(殺すとは言ってない)」みたいな感じで効果が疑問視されるようになり急速にブームが沈静化していきました。
私は急にブームになるものが出てくると斜に構えるタチでして。韓流ブームとか。どうせ金儲けしようとしている黒幕がいるに違いないと。だからバミューダだかバミューダトライアングルだかという高級トースターが出てきたときも「またみんな騙されてるよ」という目で見てました。
でも妻がどうしても欲しいということで引越しの機会に我が家に導入されました。また無駄遣いを~なんてことを思いながらもそれで焼いたバタートーストをひとかじりした瞬間!刹那!世界が変わりましたね。
今まで食べてたトーストはなんだったんだろうと。別次元でした。感動しました。ほんとすいませんでした。
その感動は別の機会に書くとして、このバルミューダ ザ・トースターのお手入れ、お掃除方法について書いてみようと思います。最初に言っておきますが、普通のトースターと比べて特別面倒だということはありませんのでご安心下さい。
蒸気用のパーツがある以外は普通のトースターと同じ
蒸気と温度制御
こちらが噂のバルミューダ ザ・トースター(BALMUDA The Toaster)です。
クリックしてAmazonでの販売価格を確認してみましょう。だいたい25,000円ほどのはず。トースターとしてはべらぼうに高いですよね。でもその価値はあると思います。
じゃあ普通のトースターと比べて何が違うかというと、この2点に集約されます。
ざっくり言えばこれだけです。
そう、これだけで普通のオーブントースターより数万高いと。この価格差を納得できるか否かは実際に焼けたトースターを食べてから判断してください。そこに価値を見出すかどうかは人それぞれだと思います。
機会があればぜひお試しを。
従来のトースターにパーツが3つほど追加されただけ
実際のところ、目に見える構造として従来のトースターと違うのは蒸気に関する部分だけ。
その他はごく一般的なトースターと同じです。トースターの基本構造はもう何十年も変わっていないんじゃないでしょうか。使ったことあるならだいたいイメージできると思います。
蒸気に関する部分と言っても構造はシンプル。まずは天板近くにある「給水口」。そこに「付属のカップ」で5ccの水を入れる。その水が「給水パイプ」を伝って本体内部にある「蒸発皿(ボイラー)」で熱せられて蒸気となる。それだけ。
普通のトースターにパーツが3つほど追加されただけと考えれば、掃除嫌いな人も「めんどくさ~」という気持ちが多少は減るんじゃないでしょうか?では具体的にお手入れ方法を見ていきましょう。
本体から取り外せるパーツは4つ
本体から外せるパーツは外してしまおう
メンテナンスがしやすいように汚れやすいパーツは本体から外せるようになっています。といっても4つだけ。まず全部外した様子をご覧ください。
パンくずトレイと焼きアミは普通のトースターにもあるごく一般的なもの。それ以上でもそれ以下でもない。
特徴的なものは給水パイプとボイラーカバーです。
自分でセットしたならだいたい分かるはず
この4つのパーツの中で給水パイプだけは予め本体に取り付けられた形で売られていますが、その他は購入後に自分で取り付けるようになっています。なので、箱を開けて自分でセットした人はこれらが取り外せることはすでにご承知でしょうし、はずし方も分かるはずです。
たぶん説明書を読まないタイプの人は「これって外すことができたのか!」と思うに違いない給水パイプから解説していきます。また、外れるパーツではありませんが、このトースターの心臓部ともいえるボイラーのお手入れ方法ものちほど説明します。
必ず庫内が冷めてからやりましょう
言うまでもなくトースターは高温でトーストを焼きます。温度は200度前後。パンくずトレイはそれほど影響ないですが、その他のパーツは高温に熱せられています。
やけどしないよう十分注意して、庫内が冷めてからパーツを外すようにしましょう。
「給水パイプ」は多分それほどお手入れ頻度が高くない
給水パイプの外し方
給水パイプは給水口からボイラーに水を流すパイプ。これは商品の開封時に予め装着してあります。なのでこれが外れることを知らない人も多いかと。
外し方を解説します。
まずは扉をあけましょう。そして本体の右上にある▽印をチェック。そしたらその奥の隙間に指を入れます。
給水パイプのお手入れ
取り外した給水パイプ。
正味これは給水口からボイラーに水を伝えるだけのパーツなのでそうそう汚れません。なのでほとんど取り外す必要もないかと。公式のお手入れ方法によると汚れたら煮沸するのがいいようです。
使っているうちに水道水のミネラル分が結晶になってパイプ内に残るかもしれませんが、外からは見えない部分ですし、よっぽど酷くならない限りは使用に支障ないはず。
「ボイラーカバー」は取り外し簡単
ボイラーカバーの取り外し方
ボイラーカバーの取り外しは簡単。焼きアミを外してから持ち上げるだけ。なんせ乗せてあるだけなんで。
ボイラーカバーのお手入れ
比較的パンくずがのっかりやすいパーツなので、気がついたら外してパンくずをはらいましょう。それだけです。
パンくずをほったらかしにすると熱で炭化していき使うたびに煙臭くなっていく原因になるのでこまめに掃除しましょう。次に紹介するパンくずトレイも同様。より美味しく食べるコツです。
「パンくずトレイ」はこまめにくずを掃おう
パンくずトレイの外し方
これも簡単。
本体の底に引き出し状に取り付けてあるだけなので引っぱるだけ。
パンくずトレイのお手入れ
パンを焼くたび必ずクズが落ちるので、これも日常的に掃除しましょう。 サッとはらうだけ。
「焼きアミ」はチーズが垂れたら早めにお掃除を
焼きアミの取り外し方
まず扉を開けてください。
扉の左右2箇所にあるフックに焼きアミが引っ掛けてあるので、焼きアミを手前に引っ張って外します。
焼きアミのお手入れ
焼きアミは日常的に汚れることはあまりないと思いますが、うっかりバターやチーズが垂れてしまうことがあると思います。これを放っておいたまま使い続けると、どんどん焼きついて硬くこびり付いてしまうので早めにお手入れを。
汚れが酷いようであればお湯に中性洗剤(食器洗剤)を混ぜてしばらく漬けておくと汚れがふやけて浮いてきます。
「ボイラー」の汚れが目立つようならクエン酸を
ボイラーのお手入れ
ボイラーカバーを外すとボイラーが現れます。給水口から入れた水がここに溜まって蒸気が発生する仕組み。
汚れたまま蒸発を続けると汚れが固着しますし、どんなに綺麗に使っても水道水にふくまれるミネラル分が結晶となって固着します。
その場合はクエン酸を溶かした水を用意し、そこにキッチンペーパーを浸して水を含ませ、それをボイラーに貼り付けましょう。完全にとはいかないかもしれませんが汚れが浮きます。
クエン酸はダイソーなど100均の掃除コーナーで買うことが出来ます。ティファールなどの電気ケトルの清掃や食洗機の清掃にも使えますので常備しておくと役立ちます。
水に溶かしたスプレータイプのものもありますが、粉末タイプのものがお得で使いやすいです。
「本体や庫内」は固く絞った布で汚れを拭き取る
本体や庫内のお手入れ
これはもう電化製品の本体お手入れの定番ですが、汚れた場合は「固く絞った布」でふきあげましょう。よごれがひどい場合は中性洗剤を含ませてやると効果的です。
「ヒーター管」は極力汚さないよう気をつける
庫内の上下にあるヒーター管。
これが発熱するからトーストができるわけですが、 ここにチーズなどが垂れてしまうとかなり厄介です。非常に高温になっているので、あっというまに汚れが固着してしまいます。
慎重を期するなら、チーズトーストを焼くときはこぼれないように気持ち少なめで焼きましょう。たっぷりのせたい気持ちは分かりますが。
汚れてしまった場合は、薄めた中性洗剤を含ませた布でふくというのが公式のメンテナンス方法のようです。
こまめに手入れをして長く使おう(高いから)
以上「バルミューダ ザ・トースター」のお手入れ方法でした。
毎々毎回使うごとにこれらをやっていく必要はないです。日常的にやらなければいけないのはトレイとボイラーカバーのパンくずを取り除くぐらいでいいかと。
あとは週一ぐらい、あるいは汚れが気になったタイミングで。
なんせ高いトースターなのでなるべく大切にメンテナンスして長く使って生きたいものです。家と同様に。